near-miss’s blog

20代社会人が文章力求めて転職経験を話します。

私の最初のお客様 #36

 結論

「私」という商品を売った。

 

だから「私のお客様」になってくれた。

  

私のお客様はどのような人?

私のお客様は前職でお付き合いのある社長です。

 

前職の中でも仕事上、訪問頻度が高く、仕事だけでなく色々な話をしました。

 

社長がなぜこのお仕事をやっているのか。

 

どんなように社長のお客様と向き合っているか。

 

私は全部説明、紹介できます。

 

社長も私のことを知っています。

 

なぜ前職の仕事を選んだのか。

 

学生時代のこと、仕事の考え方、辛い経験、家族のことなどなど。

 

転職をした現在でもお付き合いさせていただいており、

 

一介のサラリーマンでは経験できないようなことを学ばせてもらっています。

 

 どのように

タイトルに「私の最初のお客様」と書きました。

 

厳密に言えば「お客様」ではありません。

 

何か商品を売ったわけでもなく、売り上げを上げさせてもらったわけではありません。

 

前職を退職して1ヶ月後ぐらいに、社長よりお電話をいただきました。

 

前職を辞めた後、私の後任がいたのですが、

 

仕事の話で後任の者に聞く前に、私に一度意見を伺いたいとのこと。

 

仕事は離れていましたが、自分のできる限りで熱心に応えました。

 

説明後、社長は「ありがとう。参考になった。また頼むよ。」とお礼を言っていただきました。

 

結果

電話後、私は冷静に考えました。

 

これはすごいことではないかと。

 

前職では当然、「〇〇会社のニアミスです。」という肩書きになります。

 

「ニアミス」というところに価値はなく、「〇〇会社」に価値があるからお客様になってくれるのです。

 

しかし、今回の社長からのお電話は「ニアミス」に価値をおいてくれたのです。

 

こう考えた時、私は「自分を売った」という感覚になりました。

 

商品が売れたわけでも、利益が上がったわけでもありません。

 

ですが「ニアミス」を一つの商品と見た時に、価値が生まれたのです。

 

私は新人時代、ダメダメな営業マンで何度も仕事を辞めそうになりました。

 

これではダメだと努力した結果、私を求めてくれるお客様がいる。

 

 とても自信がつきました。

 

自分はどこへ行ってもやっていけると。 

 

まとめ

私は「自分」を商品として売りました。

 

知らないうちに、会社ではなく自分に価値があったのです。

 

結果、私を頼りたいお客様がいらっしゃいました。

 

全力で応えた結果、先程の社長とは今でも交流させていただいています。

 

モノを売ったわけではありません。

 

利益が上がったわけではありません。

 

ただ「私」という商品を最初に買ってくれたお客様がこの社長でした。

 

この経験は一生忘れません。

 

今後も色々な経験をしますが、失敗しても今回のことを思い出し、

 

自分を鼓舞しようと思います。