near-miss’s blog

20代社会人が文章力求めて転職経験を話します。

一流の雑用になる。 #53

 ・今回言いたいこと。

雑用はチャンスの山である。

 

会社員として過ごす私たちは、大変な就活を経て入社を果たします。

 

全員が希望の会社に入社できたわけではないけれども、

 

大なり小なりの期待や仕事をやってやるぞ!という前向きな気持ちを持つ方が多いのではないでしょうか。

 

しかし入社してみれば、いきなり大きな仕事は任してもらえません。

 

頼まれるのは、コピーや大量の資料作成、日程の調整などの細かい雑用ばかり。

 

大きなプロジェクト、大きな金額を動かす案件には全く関与できない日々。

 

かくいう私も、新人時代は「なんでこんなことを私がやらないといけないのか?」

 

このように毎日思っておりました。

 

しかし今振り返ると、当時も現在も雑用仕事は宝の山だと私は思っています。

 

今回は、特に新人時代の雑用をどう捉えるべきか書いていきます。 

 

・雑用とは何か。

辞書で調べると「色々のこまごまとした用事」とあります。

 

仕事で具体的に述べると

 

掃除、ゴミ捨て、物運び、机拭き、買い出し、書類作成、コピー取りなどなど。

 

これらは本業務とはほとんど関係ないように見えるかと思います。

 

上記の雑用は、誰でもできる業務であるはずなので「なんで私がやるのか?」

 

なんてことを思う方も中にはいるのです。

 

ですが、仕事とは小さな業務の積み重ねであり、

 

雑用は本業務の環境を整える仕事と言って良いでしょう。

 

では雑用をしっかりとどうなるのでしょうか?

 

・雑用を行うと社内の生産性が高まる。

雑用の一つ、掃除を例に見ていきます。

 

例えば朝出社した際のオフィスが、

 

床はゴミが散らかっていて、机の上には埃が被り、書類が山になっているとしたどうですか?

 

とても仕事に集中できる環境ではありませんよね。

 

もしこのまま業務を行うと、書類を探すのに時間がかかり、

 

重要な書類にゴミがついてダメになってしまったり、重大なミスにつながりかねません。

 

とても仕事の効率、生産性が悪いのです。

 

だからこそ、掃除を行うとことで仕事場の快適な環境を整備し、

 

従業員・スタッフが気持ちよく、生産性を高い仕事が行えるのです。

 

・雑用は社会人としての基本が詰まっている。

ではなぜ、新人がこの雑用を任されるのか。

 

それは「社会人としての基本が凝縮されている」からです。

 

最初から大きな仕事に携われないのは業務知識と経験が足りないのはもちろんですが、

 

その前に「社会人としての知識と経験が足りない」と思われているからです。

 

例えば、挨拶ができない、言葉遣いが荒い、お礼ができない、気遣いができない。

 

これができていないと、対お客様に会社として看板を背負う私たちを送り出せないのです。

 

そのため、先輩や上司は私たちに雑用を任せます。

 

任した時に返事はできているのか。その言葉遣いは大丈夫か。

 

教えた時にお礼は言っているか。教えた通りに理解しているか。

 

採用の時では見抜けない、普段のあなたを現場の社員が見ています。

 

社内でも当然のようにできた時、初めてあなたは会社の看板を背負うことが出来るはずです。

 

・一流の雑用へ。 

ここからは私なりの持論です。

 

雑用は誰でもできる仕事。だからこそ「再現性」があるはずなのです。 

 

同時に誰でもできるはずだからこそ、私たちは雑用を甘く見ます。

 

「これだけやっとけばいいだろう」「ここまでで十分だ」。

 

ここで自分の意識を変えることができれば、大きな結果を生みます。

 

先程の掃除を例に取ります。

 

他の人が掃除に15分かかっているなら、私は同じクオリティで10分で済ませようとします。

 

4部屋あるうち、他の人が隔日で2部屋ずつしか掃除しないなら、私は4部屋毎日掃除します。

 

他の人が始業5分前に掃除が終わっているなら、私は30分前に終わらせます。

 

このように、同じ雑用でも他の人よりも効率よく品質高い状態を目指します。

 

仕事を任されたら、その仕事のプロ・一流を目指すつもりで毎日取り組みます。

 

私たちの意識次第ですが、これを毎日続けていると自分の中にプロ意識が持てるようになり、

 

学生だった私たちは社会人へ。一流のプロ、プロの掃除人になります。

 

別にそんなことを目指しているわけではないと聞こえてきそうですが、

 

誰でもできることを高い次元でこなすことは必ずあなたの価値を高めます。

 

私はこの掃除を任されてから先程のようにクオリティを目指した結果、

 

同僚・上司から褒められ、そこから大きめの仕事を任され始めるようになりました。

 

上司達も、掃除がしっかりできるならこれぐらいの案件はこなせるだろうと判断してくれたのです。

 

ここでもやはり雑用の意識の高さが活きてくるのです。

 

クオリティを上げる、納期を守るを忠実に行うがついていますので、

 

仕事の質も当然のように上がるわけです。

 

結果、質の高い仕事を行うことで高い成果を得ることできました。

 

すると、さらに上司達は大きな仕事を任せてくれるようになり、良いスパイラルに入っていきます。

 

一つ難点を挙げるとすれば、この雑用はすぐには評価されないことです。

 

私は3ヶ月ぐらい続けて褒められるようになりました。

 

雑用は誰でもできて当たり前だからこそ、すぐには見えづらいのです。

 

このように雑用一つとっても、私たちの意識を変えることでいくらでも「チャンス」にすることができます。

 

雑用が来たらチャンスと思って積極的に取りに行ってください。

 

・まとめ

雑用は宝の山、チャンスの山です。

 

何事も最初から大きな仕事は任してもらえません。

 

社会人一年目の新人の証券マンに保有資産の100%を預けられますか?

 

社運をかけたビッグプロジェクトを、入社1ヶ月の新人に任せますか?

 

小さな積み重ね、小さな成功体験が私たちを作り上げます。

 

そして任されたら一流を目指してください。

 

一流にならなくても、目指す姿勢が大事です。

 

そして続けてください。

 

それを必ず誰かが見ます。その姿勢は必ずあなたを一つ上に押し上げます。

 

私は今一流の退社を目指しています。絶対に社内を綺麗にしてから退勤することです。

 

小さな成功体験を求めて、今日も頑張ります。