転職によって得たもの マネージャーへとレイヤーを上げた#11
転職によって得たものの最後として、
「プレイヤーからマネージャーへのレイヤーを上げたこと」
が挙げられます。
私は前職で営業として活動しておりました。
会社の方針に従い、利益を上げるためお客様のもとへ駆け回り商品を販売していきます。
営業マンとしての私は「プレイヤー」であり、
上司である「マネージャー」から数字や成績を管理させられ、
進捗や数字が足りてないと叱咤させられるのです。
世の中の新卒の方が、「営業」を毛嫌いするのは、
こうした成績などの「詰めの文化」があるからではないでしょうか。
私も実際に営業していた際は、数字が上がらないことで
コンコンと詰められた経験があります。
上司「なぜ数字、成績が上がらないのか」「どういった活動をしているのか」
私「えっと、、、、〇〇」
上司「それでは全くダメ」「無駄なことをしている」
私「しかし、、、、」
上司「▲▲をやれ。必ずやれ」
私「、、、、わかりました」
後日、、、
上司「あれから数字が変わらないな。どうなんだ??」
私「▲▲をしてみたのですが、、、」
上司「“どう“活動したんだ?」
私「■■といったことを行いました」
上司「ダメ。全くダメ。何を聞いていたんだ君は!!もういい」
こんな流れがよくありました。
当時の私なりに活動していましたが、上司の意に沿わないことで、
数字だけでなく上司からの評価もだだ下がり。
プレイヤーは自分次第でいくらでも活動、実績を積むことができます。
しかしそれは、「“できる“プレイヤー」の話に限ります。
私のように新卒で、社会人としての考えもなく、学生の延長でいる人間には到底難しいです。
周囲の環境のせいにするのはよくありませんが、
私の場合は完全放置プレイ。
社会人マナー程度の研修期間を終えて、すぐ営業へ。
上司から先輩からサポートもなく、見て覚えろという雰囲気でもなく。
部署替え後でも、上司が一緒に考えてくれるわけでもなく、
「君がなんとかしなさい。けど君の成果は私のものだよ」
といった現場でした。
「“できる“プレイヤー」でなければ、自由に活動する権利はないのです。
「“できない“プレイヤー」に自由はありません。
“できる““できない“上司、マネージャーからきつい制限がかけられます。
自由を奪われ、こうしろああしろと、「命令」されるのです。
これは非常にストレスがかかります。きついです。
世の中の営業マンの大半は、こうした「支配」「管理」を受けるからきついのです。
私は転職したことで、意図せず管理職へポジションを変えました。
営業マンからマネージャーになったのです。
会社の組織としてはもちろん下っ端の部類にはなりますが、
それでも部下と言われるような指示する相手ができました。
管理職・マネージャーになると、「仕事の裁量」が大きく変わります。
自分で選択できる自由が大幅に増えるのです。
右に進みたいと思えば右に進めます。
色が白でも、私が黒といえば黒となります。
私が抱えるチームや人は小さいですが、それでも自分の意のままに動くことができるのは
非常にストレスがありません。
もちろん私を管理する上司もおりますが、
自分でコントロールできるモノがあるだけで大分視野が広がります。
今回のポジションの変化で学んだのは、
自分の給料=稼ぐ力を伸ばすには、レイヤーを上げること。
アルバイト、パートではなく派遣社員の方が。
派遣よりも正社員の方が。
営業マンよりマネージャーの方が。
平社員よりも、係長、課長、部長の方が。
サラリーマンより経営者・ビジネスオーナーの方が。
確実に給料が上がります。
私がアルバイトしていた頃は、たくさん働いて月10万いくかどうか。
新卒で入った会社では、手取り16万円。
マネージャーになった現在は30万円にいくかどうか。
レイヤーを上げることに倍になっていく感覚です。
稼ぐ力、ビジネスは人の力・マンパワーがどこかの段階で必要になります。
そうなると、どこかで「ヒト・モノ・カネ」を効率的に使う段階が発生します。
その使い方、活用の仕方、管理の仕方。
考えたアイデアをどう伝えるのか。
それを今まさに実践しています。
世に溢れている「マネジメント本」のなんと机上の空論のことか。
人間関係・感情の機微は難しいモノです。
今の仕事に就き、当時営業マンの時は感じなかったことが、
「当時の上司はこういう観点で私を詰めていたのか」と思うようになりました。
しかし、私は将来ビジネスオーナーになることを考えています。
まさに今やっていることは今後どの会社、事業に行っても活用できるスキルです。
自分のノウハウとして蓄積し、自分の飛躍にしていきます。
本当に転職してよかった。
今後も必死に学んでいきます。