転職によって得たもの 年収50万円の増加 #9
前回、転職に至るまでの経緯を書きました。
傲慢新入社員は二度どん底へ 幻の一番から転職まで #8 - near-miss’s blog
今回は転職によって得たものの中で、
一番大事な「年収の増加」について書きます。
私の人生の軸でも、親父を超えるため、選択肢を持つため、
稼ぐことは必須項目。
少なくとも年収の下がる転職はあり得ない。
増加、少なくとも現状維持が絶対条件でした。
あとはどの分野、領域に自分を持って行くかが重要です。
正直、前職を辞める決意をしてから早く仕事を辞めたい気持ちの方が先になり、
しっかりとした転職先のリサーチはできていませんでした。
転職した後に、motoさんの「転職と副業の掛け算」を読んだことで、
もう少し考えればよかったかも、と少しばかりの後悔です。
転職した現職には不満は全くないので、結果オーライです。
私が活用したのは「転職エージェント」。
YouTube「両学長のリベラルアーツ大学」を毎日のように視聴していたので、
転職については「エージェント」を活用すること。
また私の属性から、「マイナビエージェント」を利用しました。
マイナビエージェントでは、同年代の方が担当としてつき、
基本情報を入れたのち、電話での聞き取り面談となりました。
時はコロナ禍真っ最中。緊急事態宣言が明けた頃でした。
正直、倒産や失業の話題が上っていた中で不安ではあったのですが、
エージェントに伺ったところ、
むしろこういう時にこそ求人を出しているところもかなりある。
転職希望者も多く、もう少し多くなるとエージェントの数が回らないような状況。
とのこと。
世の中のサラリーマンは不景気を機に、自分の仕事、人生を見直したようですね。
私も実際に興味のある業界を選んだ結果、聞いたことのある会社名から、
興味のある業界まで幅広くあるようでした。
マイナビエージェントでは、自身の希望条件、業界を聞き取ったのちに、
担当者の判断で希望に合いそうな求人、
関心のありそうな求人、興味はないが会社側の希望している人材からの求人、
といった感じでリストで渡されます。
それをパソコン上で興味あるないで振り分け、より近い求人に寄せていく形になります。
私も50社以上は選択したと思います。
私は金融、コンサル、IT系などを選んでいました。
営業であった経験を活かせそうなポジション
かつ、今話題になっている業界に身を置きたいと考えていました。
私の強みをどう考えたのかは今度の機会に書くとします。
結果、全く興味のなかった会社に就職することになります。
振り返ると、当時の自分では気づかなった自分の強みを気づかしてくれた会社を選びました。
面接の方、現在の上司に当たりますが、その方ともウマが合ったのも決め手となりました。
会社も、いわゆる大企業の部類になりましたし、
給料も希望した通り増加することに成功しました。
基本給で3万円/月の増加。基本給ベースでは36万円の増加。
前職より残業が多くなった分と、基本給が上がったことによるボーナスの増加を考慮すると、
年収100万円は増加したと思われます。
残業は年平均20〜30時間。
内、10時間程度は基本業務内の時間に当てられているため、実質10〜20時間程度。
実際に入職してからだと、ブラックは全く感じません。許容範囲ですね。
なるべく残業しないようにしていますが。
前職では最低ランクの評価を取り続けていたことで、年収は全く伸びていませんでしたが、
今回の転職で同期の優秀な成績の収入レベルには並んだのではないかと思います。
前職のままでは、ここまでくるのに2.3年必要であったでしょう。
ちなみに、内定直前の面接で内定先の会社から「条件面談」があります。
希望する給料水準を交渉するタイミングですね。
この際、私は色々な転職の情報を得た上で、
実際の年収より100万円近く盛って交渉しました。
実際は100万円しかもらってないが、交渉では200万円給料を得ている。
このように主張し、年収増加を勝ち取りました。
もちろん前段の面談で評価をいただいたことが成功につながったと思います。
年収増加を獲得したことで、私の人生軸に大きく近づくことができました。
ひとつの会社にしがみつくことが唯一の選択肢ではないことを証明できたのです。
現在は、今の会社で評価を獲得し、更なる年収増加を勝ち取るべく戦略的に仕事に取り組んでいます。
新卒の時とは、仕事に取り組むスタンスが全く違うので、
上司との会話も、上司の目線でやりとりができて非常にスムーズです。
違う会社を経験することは非常に有益です。
数年前の私とは別人のような行動をとっているので自分でも驚いています。
転職することは、現代の会社員にとって強い武器となります。
特に今の会社で伸び悩んでいる方は、戦う場所を間違えているのかもしれません。
苦手なところで勝負しても、普通の人にも簡単に負けるので、
転職することで自分を活かせる場所を選ぶべきです。
その際は「転職エージェント」を使ってください。
自分で動くには、あまりにも情報過多の時代です。
無料でプロの方を利用できるので、遠慮なく相談しましょう。
会社にとっても、活躍してくれる場で仕事してもらう方が効率も良いです。
転職を知ることで、自分の世界・視野がとんでもなく広がりました。
知らないことはやっぱり損です。知らない自分がいかにダメだったか再認識しました。
知ることで気づきもあります。食わず嫌いにならないようにします。