傲慢新入社員は二度どん底へ 幻の一番から転職まで #8
私はコロナ禍の影響を受けて、自分の人生を真剣に考え、
その結果、転職を選びました。
考え方については、自分の人生の軸をお話ししたのでそちらを参考までに。
私の三つの軸 軸一つ目 #5 - near-miss’s blog
私の三つの軸 軸二つ目 #6 - near-miss’s blog
私の三つの軸 軸二つ目 #7 - near-miss’s blog
新卒で入社した会社から、転職した現在の会社に入って獲得したことは、
- 実際の活動と、評価は乖離していることに気づいたこと。
- 年収が50〜100万程度増加。
- 就業環境をリセットできた。
- プレイヤーから、マネージャーへレイヤーを上げた。
以上を詳しく書こうと思います。
実際の活動と、評価は乖離していることに気づいたこと。
コロナ禍に陥る前、私は前職で「営業」として就業していました。
会社の外に出て、お客さんのもとに向かうのです。
私は会社の中での評価は良くはありませんでした。
それ以前に、新卒で入ってから営業の体制に馴染めず、
それ故に会社での立場も弱く、就業環境は良くはなかったです。
会社としては、とてもホワイトな環境ではありましたが、
営業が上手くいかず、体調をよく崩しておりました。
今振り返ると、99%私が悪いと思います。
自分に変な自信があり、とても傲慢だったのです。
当時は、いきなり外に放り出されて、何もわからないままお客様のもとに向かい、
仕事がわからないからお客様に叱られ、
仕事がうまく進まないから上司に怒られ、
傲慢だったが故にその反動が自分に跳ね返り、
聞きたくても聞きづらい環境に陥り、
結果、営業成績は上がらず評価は一番最低ランク。
当然仕事は楽しくなく、出社が億劫になり、体調を崩しました。
成績が悪いので部署替えをさせられましたが、そこでもうまくいかず、
またもや体調を崩しました。
当時その状況になってなお、よく辞めなかったと思います。
助けていただいたのは、お客様でした。
その方々については前職を辞めてなお、お付き合いをさせていただいております。
何度助けられたかわかりません。
二度の体調を崩し、それでも尚辞めない状況に陥った頃、
「これではいけない」と一念発起しました。
効率は悪くても、一件ずつ丁寧に営業活動を行い、
少しづつ成果を残せるようになりました。
そんな頃に、コロナの影響が来たのです。
世の中色々な影響があったと思いますが、
私の業界はコロナによってむしろ忙しくなっておりました。
「これはチャンスだ」と感じ、
会社のコロナ対策の動きに、一目散に動きました。
他の全ての仕事を捨てて、担当のお客様全てに伺って商品・情報の提供を続けました。
結果、この行動は見事にはまり、たくさんの反応をいただきました。
一念発起してから、地道に営業していた先からも受注し、
自分のやっていたことが無駄ではなかったと、自信を深めました。
しかし、丁度同じタイミングで会社の評価方針を変えるタイミングがあり、
そのテスト期間として、私の部署が指名されました。
その結果、私の営業によって獲得したにもかかわらず、
その評価は全て別の社員の成果になりました。
お客様に訪問するのは当然私のままで、
細かい資料についても全て私がやり、その成果は私に反映されなくなってしまったのです。
本来であれば、営業の成績はダントツの最高評価。
一番きつかったのは、自分よりも圧倒的に評価の低い先輩に、
私の成績がつけられたことでした。
これについて、私は愕然としました。
今まで評価されなかったのは構わない、私が悪いのだから。
だからこそ、自分がやったことについては正当に評価してほしい。
私は何度も上司や営業部署、本社に意見を述べました。
しかし、その意見は通らず、むしろ反応すらないままでした。
たまに本部から来る方に直接問い合わせても、
「それは知らなかった」の一言。
極め付けは年に一回ある本社との面談。
上記の自分の現状を30分以上述べたにもかかわらず、
「それじゃニアミス君は、これからもウチで働いてくれるね?」
何をどう解釈したら、その言葉が出てくるのか。
20代の平社員ごとき1人がどれだけジタバタしたところで会社は変わりません。
体調を崩した頃から、このままこの会社にいていいのか、転職すべきではないのか。
非常に悩んでおりました。
YouTubeでも当時ビジネス系が流行っており、
自分でも調べていた頃でもあったので(この時期に自分の人生の軸を決定しました)、
「このままでは自分は、人生的にも人材としても死んでしまう。」
「今の会社の延長上に親父はいない。」
転職しよう!
コロナの影響によって、時間にゆとりも生まれていたので、
転職活動を始めてからは早かったです。
初めて2ヶ月ほどで内定、退職届を提出しました。
当時の上司には突然のことに、ひどく感情的に叱られました。
私をどん底の状態から引き上げていただいた方でもありましたので、
それを踏まえると、当然です。
しかし、それと会社に対する考えは別です。
私はしっかり主張し、退職をしました。
現在は転職先で、前職での失敗を活かし邁進しております。
今回の経験で学んだことは、
自分の活動と、会社の評価は乖離するということ。
あるキャリア形成の本を読んだ時、
「努力の方向性、場所を間違えてはいけない」
という言葉がありました。
私の場合は会社の都合・外的要因でしたが、
皆さんも日々の仕事の中で、
「評価される活動」はされていますか?
努力しているつもりでも、会社の評価に乗らなかったら無駄です。
「1円も利益出せませんでしたが、毎日朝掃除しています。」
「新規顧客は獲得できませんでしたが、1000件新規訪問してきました。」
それが会社の評価項目に入っていないのなら、会社は評価しません。
無駄なことはいくらやっても無駄です。無意味です。
努力を評価して欲しいのなら、しっかりと「成果」として見せましょう。
それを、会社の求める活動に近づけましょう。
そうして初めて会社は「あなた(成果・努力)」を評価します。
改めて会社で公開されている評価表などを見直してはいかがでしょうか。
よく見ると違った行動してませんか?
思っているのと、知っているは違います。
私のような失敗にならないためにも、見直すことをオススメします。
前職の同期の中で、私は誰よりも失敗した自信があります。
失敗を知っているからこそ、今に至っております。
20代の早い段階で学べたことを今は幸運だと思っております。
失敗に価値を見出すのは自分次第です。
無知は悪です。無知のままは極悪です。
皆さんもひとつ一つ学びましょう。